めっきには硬いめっきと柔らかいめっきがあります。また、また同じめっきであっても、めっき条件や熱処理条件を変化させることで、硬度を変化させることができます。耐摩耗性を向上させるためには一般的に硬質膜が有効です。
めっき種類 | 特性値 | 用途 |
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硬いめっき | ・硬質クロムめっきHv800~900 ・ニッケル‐ (8~10%)リンめっき Hv 450~550 Hv 800~1000(400℃熱処理) ・電気ニッケルめっき 無光沢 Hv 100~250 光沢 Hv 300~350 ・ニッケル‐コバルト合金めっき Hv 300~600 ・Ni-P-SiC複合めっき ・ロジウムめっき、ルテニウムめっき |
・シリンダー ・ロール ・各種金型 ・ゲージ類 ・ベアリング ・油圧ポンプ ・ロボット部品 ・糸送りロールガイドなど |
柔らかいめっき | ・すず系 Hv 3~60 ・インジウム系 スズより軟らかい ・銅めっき Hv40~85 ・銀めっき Hv55~90 ・金めっき Hv20~80 |
・軸受 ・ピストンリング ・シャフト など |