銅および銅合金は、電気・熱伝導性、展延性、絞り加工性、耐食性、バネ特性などに優れているため、電気・電子機器部品に多く利用されています。
種類(JIS 規格) | 特長 | 用途 |
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銅及び銅基希薄合金(C1000番系) (1)無酸素銅(C1020) 純度99.96%以上 (2)タフピッチ銅(C1100) 純度99.90%以上 (3)りん脱酸銅(C1201,C1220,C1221) (4)ベリリウム銅(C1700,C1720) Be 1.6~2.9 |
・合金元素をほとんど含まないもの ・電気伝導性、熱伝導性、展延性 ・同上 ・電気伝導性が優れている ・バネ性が優れている(時効硬化) |
・電気部品、電機部品 ・電気・電子機器部品 ・バネ、コネクター |
銅-亜鉛合金(C2000番系) C2600,C2680,C2720,C2801 黄銅 Cu:70~60%,Zn 30~40 |
・展延性、絞り加工性 | ・配線器具、電機部品類など |
銅-亜鉛-鉛合金(C3000番系) C3560,C3561,C3710, C3713 快削黄銅 |
・被削性 | ・時計、歯車類など |
銅-亜鉛-スズ合金(C4000番系) ネーバル黄銅 C4621,C4640 |
・耐食性 | 熱交換器管板類など |
銅-スズ-(鉛)合金(C5000番系) リン青銅 |
・高導電性、耐応力緩和性、耐熱性、曲げ加工性、バネ性 | 電子・電気計測機器用のスイチ、コネクターなど |
銅-ニッケル合金(C7000番系) 洋白 |
・バネ性 | 電子・電気計測機器用のスイチ、コネクターなど |
(新素材へのめっき技術の開発と合金めっきの新しい用途開発、 全国鍍金工業組合連合会・活路開拓調査指導事業委員会編より)