形状記憶合金は、変形しやすく加熱により形状がもとに戻るという特異な合金です。応用例として、低温で小さく折りたたんだ状態(a)で宇宙に持っていき、宇宙空間の中、太陽熱で加熱され、記憶している大きなアンテナの形状に(d)もどします。この形状記憶のメカニズムは、合金の熱弾性型マルテンサイト変態に基づいています。
種類 | 特長 | 用途 |
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①金‐カドミウム合金 ②インジウム‐チタン 合金 ③ニッケル‐チタン合 金 ④銅‐アルミニウム‐ニッケル合金 ⑤銅‐亜鉛合金 ⑥銅‐亜鉛‐×合金 (×はアルミニウ ム、ニッケル、 スズ、シリコン ) ⑦ニッケル‐アルミニ ウム合金 ⑧銀‐カドミウム合金 ⑨銅‐金‐亜鉛合金 ⑩銅‐スズ合金 |
形状記憶効果メカニズムの模式図 (金属便覧・日本金属学会編・丸善より) |
・〔宇宙開発〕 人工衛星用アンテナ 月面アンテナ ・〔各種接続部品〕 パイプ継ぎ手、リベット、コネクタ ・〔ロボット〕 アクチュエータ ・〔医療用〕 人工心臓、 人工心臓用マイクロポンプなど |